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佐川急便、リノベ定温コンテナの試験利用開始

2016年11月30日 (水)
佐川急便、リノベ定温コンテナの試験利用開始
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ロジスティクス佐川急便は11月30日、ジェイアール貨物・南関東ロジスティクス(東京都品川区)、日本事業者団体連合会(千代田区)、O′s&Tec(同)と共同でリノベーションコンテナ「氷感SO庫」「SORAコン」のトライアル利用を11月28日から開始した、と発表した。

氷感SO庫は、汎用コンテナに冷却システムと氷感システムを付加することで、食材などを凍らせることなく長期にわたって鮮度を維持できるコンテナで、保管時は外部電源を用い、輸送時は蓄電池により定温管理が可能なため「ひとつのコンテナで保管と輸送の両方を実現」できるのが特徴。

またSORAコンは、特殊塗装を施した汎用コンテナに太陽光ソーラーパネルを設置し、コンテナ内のファンを作動させることで、コンテナ内を24時間換気する。換気扇でコンテナ内の空気を強制的に循環させるため、コンテナ内の湿度・温度が安定し、輸送時も保管時も常温で積載物の品質を保つという。

10月のプレゼンテーションイベント時にコンテナ輸送での各機器の稼働テストを行い成功しており、今回の共同トライアルでは、東京-北海道、東京-九州間で氷感SO庫による生鮮品、花卉輸送を検証し、2017年4月からの量産化、サービス提供開始を目指す。