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SGHグローバルJ、首都直下型想定しBCP訓練

2019年1月18日 (金)

環境・CSRSGホールディングス傘下で国際貨物と物流倉庫事業を担うSGHグローバル・ジャパン(東京都品川区)は18日、「防災とボランティアの日」の17日に首都直下型地震を想定したBCP訓練を本社で行ったと発表した。

今回の訓練は経営層・拠点責任者ら24人が参加し、関東を中心に震度7・マグニチュード7.3の地震が発生したというシーンを想定。発災から数日後までの初動対応から事業継続判断に至るまでの対応を、経営層で構成する「統括対策本部」と、各地の事業拠点が担う「現地対策本部」に分けた「2次元シミュレーション」で、より実践的な体制で訓練を実施した。

訓練の舞台は、4か所ある当社の保税倉庫の中でも最も取り扱い量の多い「成田ロジスティクスセンター」(千葉県成田市)を中心に展開。従業員などの安否確認から、取引先への現状報告などの初期対応、海外からの緊急物資に対する通関依頼への対応可否判断などを課題とし、国際物流事業を担う当社の事業をリアルに再現した。参加者は与えられた情報をもとに、その時々の状況を的確に把握、判断することを求められた。

また、今回初の「2次元シミュレーション」として同時進行した統括対策本部では、被災拠点への支援、取引先への応対にとどまらず、SGホールディングスグループに対する報告、応援体制も判断を迫られ、緊迫した状況の中グループ間連携も確認した。

訓練終了時には、「従業員とその家族の安全が最優先という意識を持ちながら、事業継続のために時々刻々と変化する環境に合わせた最適な対応を常に検証していく重要性を改めて共有することができた」という。

同社はこれまでも定期的な事業継続計画(BCP)の見直し、事業継続マネジメント(Bセンチ)を実施しており、昨年4月には全従業員分の「非常用持出リュック」と「ヘルメット」を各拠点に配備するなど、「安心して働ける環境作り」に取り組んでいる。