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商船三井、ケープ船解撤処分を拡大

2012年6月13日 (水)

ロジスティクス商船三井は13日、市況動向が低迷の度合いを深めつつあるとして、ケープサイズバルカー10-20隻の解撤処分と、船上に船員がいない状態で休航する「コールドレイアップ」を実施する方針を固めた、と発表した。

 

同社は前年度、ケープサイズバルカー4隻の解撤処分と10隻程度の一時係船を行ったが、市況を勘案し、今年度はその対応をさらに拡大することにしたもの。従来は、船齢23才以上のケープ船を解撤処分の対象としてきたが、今年度は15才以上に対象を広げる。2013年3月末までに5隻の解撤処分を実施し、追加処分も検討している。

 

さらに、現在のケープ船マーケットの状況を踏まえ、半年から1年をメドに10隻程度をコールドレイアップすることが「将来の適切なマーケットの再構築に資する」と判断、候補船と係船場所の選定に入った。

 

同社は、ケープ船の解撤処分を加速することで船隊の若返りと船質の向上を図り、高品質な輸送サービスの提供を目指す。また、中長期的に成長が見込まれる鉄鋼原料の輸送需要に対応する。