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ヤマトHD、宅急便単価アップで3Q営業益2.3倍

2019年1月30日 (水)

ロジスティクスヤマトホールディングスは30日、2019年3月期第3四半期(18年4月-19年3月期)決算を発表した。宅急便単価の上昇による増収効果で売上高が前年同期比7.3%増の1兆2576億円、営業利益が2.3倍の743億円を確保。同四半期最終利益は前年同期実績の2.5倍となる431億円となった。

これを受け、通期予想も上方修正。売上高は従来予想から100億円多い1兆6300億円、営業利益は10億円上積みし670億円となる見込み。

デリバリー事業は、「構造改革」の推進によって宅急便取扱数量が減少したものの、単価上昇によって前年同期実績を9.2%上回る1兆67億円を売り上げた。営業利益は改革費用を吸収して594億円を稼ぎ出し、前年同期から497億円改善した。引越サービスを中心とするホームコンビニエンス事業は、法人社員向け引越サービスで発覚した不適切請求を受け、個人客を含むすべての新規受注を休止した影響で売上高が20.1%減少、営業損失は66億円に膨らんだ。

■2019年3月期第3四半期

 
累計(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
1,257,610
7.3%
営業利益
74,343
131,4%
5.9%
経常利益
73,644
127,5%
5.8%
四半期純利益
43,194
147,8%
3.4%