ロジスティクスEC事業者向けにSaaS方式で受注・在庫・出荷管理システム「ロジレス」を提供するスタートアップのロジレス(東京都豊島区)は26日、500スタートアップスジャパン(千代田区)から5000万円のシード資金を調達したと発表した。調達資金は製品の機能強化や提携物流倉庫の拡大に充てる。
同社のシステムは受注管理、在庫管理、出荷作業などの一連の業務を1つのシステムで管理できるEC事業者向けのサービスで、受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)の両方の機能を一体型として開発。EC事業者は「バックヤード業務をすべてロジレスに集約」することが可能で、データ連携の手間をかけずに利用できる。
また、ロジレスを使って出荷業務を外注化することで、注文のあった商品が自動で出荷される「自動出荷」や、出荷拠点を分散させ、商材・配送先・配送方法などに応じて、最適な場所から出荷できる「複数拠点出荷」などにも対応。
今後は「受け皿」となる物流倉庫の選択肢を増やし、受託可能なスペースを拡大することが課題になるが、今回の資金調達で製品の機能強化と併せ、EC事業者がロジレスを利用できる物流倉庫の拡大を進める。
■ロジレスの概要
https://www.logiless.com/