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住友商事・横浜川崎国際港湾・上野トランステックが合弁

最大級のLNGバンカリング船、東京湾で20年度稼働

2019年2月28日 (木)

ロジスティクス住友商事は2月27日、横浜川崎国際港湾(横浜市西区)、上野トランステック(同市中区)と3社共同で設立したエコバンカーシッピングを通じ、ジャパンマリンユナイテッドとLNGバンカリング船の建造契約を交わしたと発表した。

3社は東京湾でシップ・トゥ・シップ(STS)方式による船舶向けLNG燃料供給事業を検討していたが、このほど事業化を正式決定。2020年度中の事業開始を目指し、本船の建造、運航準備を進める。

本船はLNG燃料と適合油の供給に対応するアジア初のバンカリング船で、総トン数はこうした仕様のバンカリング船として世界最大の4100トンとなる見込み。LNGタンクの容量は1500トンのC重油に相当する2500立方メートルで、アジア・北米間の往復航行に必要なLNG燃料を供給できる。

適合油タンクの容量は東京湾で稼働するバンカリング船で最大級の1500立方メートルだが、今後のLNG燃料の需要の伸びをみながらLNGタンクに切り替える。


▲事業ストラクチャー

■本船の基本仕様
全長:95.57メートル
全幅:15.8メートル
喫水:4.4メートル
総トン数:4100トン
LNG積載可能容量:2500立方メートル
適合油積載可能容量:1500立方メートル
船籍港:横浜港