ロジスティクス国土交通省は29日、導入が進むとみられる遠隔操作対応のタイヤ型ガントリークレーン(RTG)の設置者向けに、運用規定を整備する際に参考にできる「遠隔操作RTGの安全確保のためのモデル運用規程」を策定した。
コンテナ船の大型化に伴い1回の寄港で取り扱うコンテナ数が増え、船舶の着岸時間も長くなっていることから、国内港湾ではターミナル荷役能力を高めて荷役時間の短縮を図る手段として、遠隔操作RTGの導入が増える見通しとなっている。
こうした動きに対応し、国交省は2017年に港湾法施行令などの関係法令を改正、遠隔操作RTGを技術基準対象施設に追加した。これにより、遠隔操作RTGの設置者は「運用規程」を整備することが標準となっている。