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日本GLP、新座に第一倉庫冷蔵向け拠点完成

2019年4月3日 (水)

拠点・施設日本GLPは3日、埼玉県新座市で第一倉庫冷蔵(さいたま市南区)向け賃貸物流施設「GLP新座」が完成し、竣工式を行ったと発表した。第一倉庫冷蔵は埼玉県南部を中心に冷凍・冷蔵、定温・常温倉庫を配置する首都圏ドミナント戦略を展開しており、新拠点はこの戦略の中核拠点として定温、常温保管に利用する。

国内では温度管理商品の流通量の増大に伴い、コールドチェーン物流の需要が高まっているが、賃貸型の大型物流施設は汎用的な仕様の常温施設が多い。

これに対し、GLP新座は定温対応としてサンドパネルを導入し、移動ラックを設置できるよう1-3階の天井高を6.5メートル、床荷重を1.7トン(1平方メートル)としたほか、垂直搬送機を8機設置するなど、保管、入出荷効率の向上に配慮。コールド・ストレージでは高度な温度管理が要求されるが、日本GLPでは「4温度帯(冷凍・冷蔵・定温・常温)をカバーするBTS型・マルチテナント型施設を積極的に開発」するとしている。

▲「GLP新座」

施設は敷地面積1万4955平方メートル、S・耐震構造で地上4階建て。1階から3階までを定温倉庫として、4階を常温倉庫として利用する。延床面積は3万109平方メートル。10トン車28台分の両面バースを備え、トラック待機場も21台分確保した。

首都圏で冷凍・冷蔵を中心にした総合物流で実績のある第一倉庫冷蔵に、GLP新座を事業拡張のための専用施設として利用してのらえることは、固有のオペレーション・ニーズに対するわれわれの対応力の高さを評価してもらったものと自負している。さまざまな温度帯のサプライチェーンの将来的保管ニーズに対応できる技術力を探求し、テナント企業にとって最適な施設づくりを進めていく。日本GLPの帖佐義之社長