国内九州電力は24日、双方向通信認証技術の開発・サービス展開をするマッシュルーム(東京都品川区)と協業して行っている「再配達問題解決に向けた実証実験」において、新しく開発した宅配ボックス設置利用の無料モニターを募集する、と発表した。
同実験は、福岡市実証実験フルサポート事業に採択され、福岡市と福岡地域戦略推進協議会の協力を得て実施するもので、今回のモニター試験は、5月中旬から7月中に福岡市内の100世帯を対象に実施する。新しく開発した宅配ボックスは約50センチメートル四方のスマートフォン制御型宅配ボックスで、九州電力社員が設置を行う。荷物は、協力配達事業者である佐川急便九州支店からの配達物に限り、呼び鈴を鳴らさずに直接宅配ボックスへ届けられる。
この取り組みは、現時点では同社のプロジェクトとして位置づけられており、今後、販売を含めた事業化についてはモニター試験の結果を踏まえて検討する(九州電力)、としている。