ロジスティクス東洋水産が10日発表した2019年3月期連結決算によると、冷蔵事業は新稼働拠点が順調に稼働し、冷凍食品の取り扱いや通関・運送などの付帯業務も増加したことで4.6%の増収(184億円)を確保したが、19年1月稼働の物流センター2拠点の稼働に伴う減価償却費が増加し、部門利益は20.9%の減益(16億円)となった。
主力の即席麺事業や水産食品事業が国内外で減益となったこともあり、全体の営業利益も11.2%減益の236億円にとどまった。原材料費や物流費の増加がネックになった。今期は物流の再構築や生産部門のコスト削減を進め、増収増益を見込む。