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横浜冷凍、水産品販売の不調で10.1%減収

2019年11月14日 (木)

財務・人事横浜冷凍が14日に発表した2019年9月期決算(18年10月-19年9月)は、売上高が前期比18.5%減の1399億7000万円、営業利益が1.1%減の47億7400万円、経常利益が8%減の49億4500万円となり、減収減益で着地した。

冷蔵倉庫部門は、昨年新設した「羽田」「名港」の両物流センターが順調に稼働したほか、海外子会社の「タイ・ヨコレイ」が高い在庫水準を保ったことで、部門売上282億9600万円(7.4%増)、部門利益63億4900万円(4.6%増)と好調に推移し、不調だった食品販売の減益分を補った。

食品販売部門は、イカ・ホッケ・アカウオで売却損が発生するなど水産品が大幅な減収減益となった。畜産品はポークの不調で減収となったものの、チキンの利益率が向上したことで増益を確保。農産品・ノルウェー養殖事業も増益だったが、部門全体では部門売上1116億1700万円(23.2%減)、部門利益10億2300万円(14.8%減)と水産品の大幅減をカバーすることができなかった。

2020年9月期は、同日発表した修正中期経営計画に合わせ、売上高1430億円(2.2%増)、営業利益54億円(13.1%増)、経常利益60億円(21.3%増)を見込む。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 19/9/通期19/9/3Q19/9/中間19/9/1Q
売上高139,970 [-18.5%]106,779 [-17.8%]72,091 [-12.9%]37,478 [-15.2%]
営業利益4,774 [-1%]3,743 [8%]2,629 [1.3%]1,217 [-31%]
最終利益3,385 [1.2%]2,550 [8.3%]1,798 [9.3%]909 [-10%]
売上高営業利益率3.4%3.5%3.6%3.2%
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