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宇部興産、宇部市に第五医薬品工場

2019年5月22日 (水)

拠点・施設宇部興産は21日、山口県宇部市の宇部ケミカル工場敷地内に第五医薬品工場を建設すると発表した。新工場は少量・高活性の原薬製造に特化し、2021年5月に完成後、試運転を経て6月から商業生産に入る計画。

同社はこれまで第一医薬品工場(1995年稼働)から第四医薬品工場(11年稼働)まで、中・大規模生産に対応した製造工場4棟を中心に医薬品原薬・中間体事業を展開してきたが、第五医薬品工場の新設で少量・高活性原薬も開発から商用生産まで一貫して担う体制が整う。

医薬品市場は、従来の生活習慣病領域からがんや希少疾患といったアンメットメディカルニーズ向けにシフトし、少量・高活性原薬の需要が高まっている。

新工場の概要
建屋:鉄骨ALC(軽量気泡コンクリート)造
延床面積:1000平方メートル
主要設備:反応槽2基、ろ過乾燥機1基、粉砕機1基、キロラボ製造設備1式、クリーンルーム(反応/ろ過乾燥、粉砕、キロラボ)各1式