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運輸DB協議会、業界課題に取り組む7WG設置

2019年5月29日 (水)

ロジスティクス運輸デジタルビジネス協議会(TDBC、東京都港区)は29日、複数の運送会社が課題を共有し、解決策の検討や実証実験、評価・改善に取り組む7つのワーキンググループ(WG)を設置する、と発表した。現在、参加者を募集している。6月7日まで受け付ける。

設置するWGのテーマは「事故の撲滅と実現のための乗務員教育」「乗務員の健康増進」「MaaSへの取り組み」「人材不足の解消、リソースシェアリング」「先端技術によるイノベーションの実現」「運輸業界共通プラットフォームの構築」「建設機械、建設業における自動化などによる課題解決の取り組み」の7テーマで、1社では解決が難しい運輸業界の課題に複数の企業や業界を横断したグループメンバーが取り組む。参加費は無料だが、同協議会の会員であることが参加要件となっている。

協議会はタクシー、トラック、ダンプ、バスの運輸事業者とICTなどのサポート企業によって2016年8月に設立され、会員数は100社。今年度は前年度と同様、6月からWG活動をスタートする。

7ワーキンググループのテーマと取組内容
WG01「事故の撲滅と実現のための乗務員教育」
エコドライブ意識の定着と働き方改革につなげていく研究

WG02「乗務員の健康増進」
睡眠改善、腰痛対策、眼の健康維持など、前年行った実証実験の深堀と生体センサーの活用による検証
睡眠の質をひとつの事例として、自治体と連携して業界、社会で実践する仕組み創り

WG03「MaaSへの取り組みシーズン2」
現在準備中の近畿地方での実証実験を実施し、効果測定を行う
他地域での検討、タクシー、レンタカー、レンタサイクルなどバス以外の事業への展開

WG04「人材不足の解消、リソースシェアリング」
さまざまな実証実験から業界への展開を実現(マッチング、事業者間連携など)
非就労人材の運輸業界への就業支援などの取り組み

WG05「先端技術によるイノベーションの実現」
動態管理の精緻化と実用化、自動化、音声活用、ドローン物流研究など、ほかにも革新的技術を研究する

WG06「運輸業界共通プラットフォームの構築」
運輸業界DX(デジタル・トランスフォーメーション)プラットフォームの検討、標準化への取り組み、バックオフィス業務のデジタル化、効率化

WG07「建設機械、建設業での自動化などによる課題解決の取り組み」

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