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TDBC、動態管理など9グループのメンバー募集開始

2021年8月4日 (水)

(出所:TDBC)

行政・団体運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)はこのほど、同会が運営する9つのワーキンググループ(WG)に関して、2021年度のメンバー企業の募集を開始した。「動態管理プラットフォームの社会実装」など、1社では解決が難しい運輸業界の課題を、業界内外の複数の企業で議論し、実効性のある成果を目指す。

2016年8月に発足したTDBCは、トラックやタクシーなどの運輸事業会社とICT関連企業で構成し、現在の会員企業数は147社。運輸事業者の課題をテーマとする各種のWGが活動しており、課題の掘り下げ、調査やデータ分析、事例やノウハウの共有、新たな技術を使った実証実験などに取り組んでいる。2021年度に活動する9つのWGは以下の通り。

WG01 事故撲滅と実現のための乗務員教育
・乗務員教育の取組事例研究と、デジタル機器活用による事故撲滅メソッドの追求

WG02 健康経営の推進と健康課題解決
・健康経営の推進と健康課題(睡眠、循環器、注意力・集中力、SASなど)の解決への取り組み

WG03 MaaSへの取り組み
・人流分析による持続可能な地域の移動最適化、働き方改革と地域活性化を両立するMaaS×ワーケーションの検討

WG04 運輸業界の人材、働き方改革
・改善基準告示による労働時間などの改善と賃金問題、人材不足など、コロナ禍における人材育成、採用と働き方改革、環境改善の取り組みなど

WG05 動態管理プラットフォームの社会実装と活用
・実証実験を終えた動態管理プラットフォームを社会基盤として新たな価値の創造やサービスを検討する

WG06 運輸業界共通プラットフォームへのはじめの⼀歩からその先へ
・RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション=ロボットによる業務自動化)やシステム連携の簡便化によりコストをかけずに共通プラットフォームによって実現する「つながる世界」

WG07 建設業の遠隔操作・自動化、人材不足の解消、災害復旧の取り組み
・建設業における重機の遠隔操作と自動化による課題解決、新たな人材の創出、育成、災害救助・復旧の取り組み

WG08 無人AI点呼実現への挑戦
非対面・無人点呼実現に向けて、特に乗務員の健康状態の確認にフォーカスしてAI、各種生体センサーなどによる実証、開発を行う

WG09 SDGsおよび環境、エコドライブ
運輸業界でのSDGs(持続可能な開発目標)推進と環境・エコドライブなどの実践の取り組み

今後は8月13日に参加の申し込みを締め切り、下旬に各WGでオンラインのキックオフ会議を開催。9月上旬には全体会合を実施して活動方針を共有する。会合は月に1回程度開催し、成果は来年7月の「TDBCフォーラム2022」で発表する。なお、WGに参加するには、TDBCへの入会が必要となる。

運輸デジタルビジネス協議会 入会案内ページ

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