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中部5県12か所で一斉取締り、違反車両に指導警告

2019年6月14日 (金)

国内中部地方整備局はこのほど、管内5県12か所で道路管理者、警察と連携した特殊車両一斉取り締まりを実施し、違反車両12台に措置命令や指導警告を行った。

大型車の通行適正化に向けた中部地域連絡協議会では、違法な重量超過車両が道路構造物の劣化を加速させる主要因だとして取り組みを強化しており、6月6日14時から16時まで行われた今回の取り締まりには名古屋高速道路公社、中日本高速道路の車限隊も参画した。

▲車両測定の様子

12か所で一斉に行われた取り締まりの結果、重量や高さを計測した27台のうち12台が道路法に違反していたことから、6台に措置命令、残る6台に指導警告を発した。

違反重量超過車両が道路に与える影響は大きく、例えば大型車1台が軸重10トンの基準を2トン超過した場合、道路構造物に対してはおよそ9倍の重さが乗る、つまり2トンの違反超過車両が走行することは9台の大型車が走行する場合と等しい、ということになる。

中部地方整備局のデータによると、通行車両のうち違法に重量制限を超過した大型車の通行はわずか0.3%にすぎないが、その車両の通行が道路橋に与える影響は全体の9割を占めるという。