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JR貨物、5月の輸送量が4.5%減少

2019年6月14日 (金)

調査・データ日本貨物鉄道(JR貨物)が13日に発表した5月の輸送動向によると、コンテナ貨物と車扱貨物の合計輸送量は前年実績を4.5%下回った。

コンテナ貨物は関東で建設発生土の輸送などが順調に推移したほか、大手自動車メーカーの販売好調を受けて東海・九州間、東海発東北向け自動車部品輸送が好調で、前年実績を上回った。

一方、ゴールデンウィーク期の天候不順で九州向けの飲料が低調に推移した食料工業品、国内需要減少に伴って東北発関東向けで減送となった紙・パルプ、東北・新潟・北陸発関西・九州向けの民間流通米輸送が減少した農産品・青果物が前年を下回った。

また米中貿易摩擦の影響で中国向けの需要が落ち込んでいる化学工業品、化学薬品が大幅な減送となった。この結果、コンテナ全体では前年比4.3%の減少となった。

車扱貨物は、石油がゴールデンウィーク期の天候不順に伴って行楽需要が伸びず、ガソリンを中心に低調な荷動きとなったほか、石灰石が工場の設備不具合の影響を受け減送となった。車扱全体では5.2%減。