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従業員から改善提案へ「効率改善手当て」北王流通

2019年6月18日 (火)

話題食品物流を手がける北王流通(東京都北区)は18日、労働環境の改善と従業員の定着に向けた新たな取り組みを明らかにした。

▲勉強会の様子

同社は社内の業務改善をテーマに「ありがとうサークル」という勉強会を毎月実施しており、入社1か月の新入社員やアルバイトから経営役員まで参加する少人数グループで活発に意見を交換。倉庫内作業の歩行ルート改善や備品の配置転換、新しい手当て制度の提案などが行われている。

実際に勉強会からの提案で、労働時間の削減量にあわせて支給される「効率改善手当て」や、1時間あたりの生産性を高めると支給される「生産効率手当て」が全社で採用され、従業員から積極的に改善を行う社内風土づくりにつながった。

さらに手軽に意見を提出できる仕組みとして、昨年、同社はクラウドサービスを用いた「電子目安箱」を開設。月の発案件数が2倍以上に増えたという。取材に対し同社は「今年は従業員からの発案件数をさらに増やすとともに、実現率90%を目指して全社で取り組む」として、会社と従業員が一体となって「働きやすい職場・制度づくり」に挑戦する姿勢をのぞかせた。