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東京税関管内の5月輸出14.2%減、成田低調目立つ

2019年6月20日 (木)

調査・データ東京税関が19日に発表した5月の貿易概況(速報)によると、同税関管内からの輸出額が7か月連続で減少し、1兆2173億円(前年同月比14.2%減)にとどまった。輸出も2兆1991億円(1.5%減)と3か月ぶりに減少に転じた。

東京税関管内は輸出額が全国の5分の1、輸入額は3分の1近くを占めているが、特に輸出では全国の減少幅(7.8%減)を大きく上回る落ち込みとなった。輸出入の差引収支は9818億円の輸出超過(140か月連続)。

東京港は輸出が2か月ぶりに減少し、4218億円(9.8%減)。半導体製造装置やプラスチック、電気回路機器などが減少した。一方、輸入は5月として過去最大となる9710億円(0.1%増)を記録。電算機類、IC、科学光学機器などの増加が目立った。

成田空港は輸出が7か月連続の減少となる7557億円(16.2%減)と、大きく落ち込んだ。電気計測機器、半導体製造装置、ICなどが減少。輸入も2か月ぶりに減少し、1兆689億円(3.8%減)。医薬品、IC、半導体製造装置などが減少した。

羽田空港は輸出が5か月連続減の234億円(17.4%減)。再輸出品、有機化合物、化粧品類などが伸びなかった。輸入は過去最大となる1047億円(50.2%増)で、航空機類、原動機、科学光学機器などが増加した。