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商船三井、関西電力向けLNG船2隻の長期契約締結

2012年6月29日 (金)

ロジスティクス商船三井は29日、関西電力向けLNG船2隻の長期定期貸船契約・造船契約の締結に合意したと発表した。

 

関西電力と新造LNG船2隻の長期定期貸船契約を締結するとともに、同LNG船の造船契約を川崎重工業、三菱重工業と1隻ずつ締結したもの。

 

第1船は2016年に、第2船は17年に就航する計画で、商船三井が船舶管理、運航を行い、関西電力向けLNGの輸送に従事する。

 

第1船は川崎重工が新たに開発した船型で、貨物タンク容量が16万4700立方メートル級のモスタイプのLNG船。世界の主要なLNGターミナルへ入港可能な船体寸法を維持しつつ、14年に完成する新パナマ運河を通峡可能なモスタイプでの最大船型となる。

 

第2船は貨物タンク容量が15万5300立方メートル級で、三菱重工が開発した連続タンクカバー型船(さやえんどう船型)。4基ある球形タンクを船体と一体構造の連続カバーで覆うことにより、船体の全体強度を確保しながら軽量化を実現するもので、燃費低減につなげる。