日中政府、物流政策対話の定例化で合意

行政・団体日中両国政府は28日、北京で開催された日中ハイレベル経済対話で、物流政策に関する政府横断的な政策対話を定例化することで合意した。両国企業に、国境をまたぐサプライチェーン全体の円滑化が求められていることから、物流課題を総合的に取扱うため、外務省、経済産業省、国土交通省の3省庁による政府横断的な対話の枠組みを定例化する。

覚書に盛り込む項目は次の通り。
（1）物流分野の政策、技術・人材などに関する交流の推進
（2）物流管理技術の向上や貿易手続きの円滑化に向けた協力・研究の推進
（3）物流に関する規格の標準化・グリーン物流に関する協力・研究の推進
（4）両国物流企業の交流のプラットフォームを作るため、両国物流企業間の実務的な協力を研究し推進
（5）必要に応じ、対話メカニズムの下にワーキンググループを設置し、具体的な課題について協力・研究を推進
（6）対話を原則として年1回開催し、中国と日本で開催