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大和物流、京滋製造拠点向け物流施設開発

2019年8月28日 (水)

拠点・施設大和ハウス工業傘下の大和物流(大阪市中央区)は28日、滋賀県蒲生郡竜王町で8月1日に開発に着手した物流施設「滋賀竜王物流センター」(仮称)の概要が決定した、と発表した。

同施設は敷地面積1万4223平方メートル(4302坪)、鉄骨造3階建て(倉庫2層)の低床式ホーム構造とし、延床面積は1万5909平方メートル(4812坪)で計画。2020年3月末に竣工し、翌4月からの稼働開始を目指す。

名神高速道路竜王インターチェンジから500メートルと近く、北陸、中京、近畿圏へ接続しやすい広域配送拠点に適した立地で、滋賀県・京都府の製造業の出荷拠点や原料供給拠点などの利用が考えられる。

トラックバース直結の貨物用エレベータ、奥行10メートルの庇を備え、雨天時でも貨物の積み卸しが可能。広い荷捌きスペースを活用した中継物流拠点として運用できる。床荷重は1階が2トン(1平方メートルあたり)、2階が1.5トンで、搬送設備として貨物用エレベータ3基(3.6トン1基、4.5トン2基)を据え付ける。

倉庫部分と事務所部分の一部7400平方メートル(2239坪)を物流会社へ貸し付け、残るスペースを大和物流が滋賀県・京都府の製造業、サプライヤー向けの調達物流・販売物流の物流拠点として運営していく。

大和ハウス工業の工場向けに展開している資材調達、工場内物流、現場配送のノウハウを強みとし、「調達在庫適正化や場内生産性の向上など総合的なロジスティクスソリューションを提供する」としている。