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低価格ICタグに1枚4円台3モデル、凸版印刷

2019年9月10日 (火)

サービス・商品凸版印刷は10日、低価格ICタグ「SMARTICS-U」(スマーティックスU)シリーズにさまざまな国・地域で利用できるグローバルモデルほか、3モデル6種類を開発し、10月からすべてのモデルの提供を開始すると発表した。

スマーティックスUは同社が2017年から流通・小売店舗向けに商品情報を管理する低価格ICタグとして提供してきたもので、商品管理や棚卸業務に使われてきた。新モデルは従来品より読み取り精度と読み取り距離を向上させた「汎用モデル」、さまざまな国と地域で利用できるグローバルモデル、近接で重ねても読み取り可能な「書類管理向けモデル」の3種類。

汎用モデルは最新のICを搭載することで、従来品から読み取り精度や読み取り距離を大幅に高めた、グローバルモデルは、異なる周波数帯で使用しても変わらない性能で利用できるのが特徴だ。

書類管理向けモデルは、「至近距離で重ねると読み取ることができず、一定の間隔を保持する必要がある」という課題を解決する製品として投入するもので、2-3ミリという狭い間隔で重ねた場合でも問題なく機能する。例えば、紙やクリアファイルにICタグを装着して一括で読み取るといった利用が考えられる。

ロットが1億枚の場合、価格は各モデル4円台からとなる。