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ハコベル成長重視で売上3倍、5年で50億円投資へ

2019年9月12日 (木)

サービス・商品ラクスルが12日に発表した2019年7月期決算によると、同社が運営する物流シェアリングプラットフォーム「ハコベル」による運送事業セグメントの通期業績は、売上高が前期比3倍の15億4200万円に増加した。営業体制を強化し、一般貨物の掘り起こしに注力した結果、注文件数が2倍の3万2840件に、注文単価が52.8%増の1万6304円に大きく伸びた。

ハコベル事業では、一般貨物営業チームを強化し、運行管理システム「ハコベルコネクト」も発表。18年12月に4423台だった登録トラック台数は、19年8月時点で1万1117台へと2.5倍に増加した。

売上高成長を重視した戦略に取り組み、3か月ごとの業績は、売上高が2億2800万円(第1四半期=18年8−10月期)、3億2500万円(第2四半期)、4億5300万円(第3四半期)、5億3500万円(第4四半期)と順調に拡大した一方、セグメント損益は△1600万円、△3000万円、△4000万円、△7400万円と、赤字が膨らんだ。

今期も「運送事業への投資を一層強化していく1年とする」方針で、運送セグメントの損失拡大を見込む。向こう5年間に技術チームの採用拡大、荷主獲得に向けた営業チームの採用拡大、荷主・運送会社へのプロモーション――などに、50億円を投じる計画。