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JR貨物、東北線29日運転再開見込み

2019年10月23日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は22日、台風19号の影響で不通となっている東北線の一部区間について、運転再開見込みを発表した。

郡山貨物ターミナル駅-岩沼駅間(路盤流出)は26日に、新白河駅-郡山貨物ターミナル駅間(盛土流出)は29日にそれぞれ運転再開する見込みで、これにより東北線の不通は解消する。

再開後の運転計画とトラック・船舶による代行輸送の取り扱いについては、23日正午現在まだ明らかになっていないが、追って発表があるという。

トラックによる鉄道コンテナの代行輸送は、宇都宮貨物ターミナル駅-仙台貨物ターミナル駅間で1日最大200個、越谷貨物ターミナル駅-郡山貨物ターミナル駅間で1日20個の輸送を行っている。

船舶による代行輸送は、東京貨物ターミナル駅-釧路貨物駅・苫小牧貨物駅間(東京港-釧路港・苫小牧港)で1回あたり30個と、大阪貨物ターミナル駅-札幌貨物ターミナル駅間(舞鶴港-小樽港)で1回あたり12個の輸送を行っている。

今回の東北線不通により、鉄道を利用した北海道の農産物輸送に1週間程度の遅れが出ているとの情報もあり、滞留していた農産物の品質への影響と物量不足による市場価格や食品加工などへの影響が懸念される。