国際西部ガスはこのほど、米・デラウェア州に現地法人「西部ガスUSA」を10月2日に設立し、不動産開発事業に参画する、と発表した。
同社は、最初の事業としてペンシルバニア州スクラントンに2万9000坪(9万5867平方メートル)の物流倉庫を開発しており、テナントの入居が一定数決まった段階で同倉庫を売却する。開発事業は、三菱商事傘下の北米不動産投資会社「ダイヤモンド・リアルティ・インベストメント」(テキサス州)と、その開発パートナーである「トラメル・クロー・カンパニー」(同州)と共同で行い、2020年2月の竣工を目指す。
西部ガスは「グループ事業全体の利益水準の維持拡大を目指すため、海外での事業にも積極的に取り組んでいる。アメリカでの取り組みを通じて海外不動産事業のノウハウを蓄積することで、さらなる事業拡大を目指していく」とコメントしている。