財務・人事兵機海運が12日に発表した2020年3月期中間決算(4-9月)は、売上高71億3800万円(0.6%減)、営業利益2億2600万円(10.8%減)と減収減益で着地した。
主力の海運事業は、内航海運で鉄鋼輸送が伸び悩み、これに台風などの荒天が重なったことで大幅に運航効率が低下。輸送量は9.7%減少し、部門利益は1億1500万円と16.3%減少した。外航海運は、プロジェクト貨物の新規獲得によって取扱量は4.1%増加したものの、コストが先行する新規航路の影響もあり、部門利益は4100万円で26.1%減少した。
一方、倉庫事業は姫路地区の危険物倉庫が順調に寄与したほか、神戸港兵庫埠頭に新たに賃貸倉庫を稼働させた結果、部門利益は2.1倍の2400万円を計上した。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | 19/3/3Q | |
---|---|---|---|---|
売上高 | 7,138 [-0.5%] | 3,717 [1.3%] | 14,378 [7.4%] | 10,938 [8.3%] |
営業利益 | 226 [-11%] | 146 [-10.9%] | 446 [30.7%] | 410 [30.1%] |
最終利益 | 182 [-6.6%] | 125 [-3.8%] | 361 [17.5%] | 310 [33.6%] |
売上高営業利益率 | 3.2% | 3.9% | 3.1% | 3.7% |