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兵機海運3Q、新規フィリピン航路は利益貢献せず

2020年2月12日 (水)

財務・人事兵機海運が12日に発表した2020年3月期第3四半期(19年4-12月)決算によると、売上高106億5900万円(前年同期比2.5%減)、営業利益2億9400万円(28.2%減)の減収減益となった。

内航海運は、主要貨物である鋼材の輸送量減と天候不順による運航効率の悪化を受けて、部門売上49億2500万円(3.7%減)、部門利益1億5900万円(25.6%減)となった。

外航海運ではロシア航路が堅調に推移、19年9月よりフィリピン航路をスタートさせたこともあり、部門売上13億200万円(2.5%増)となったものの、フィリピン航路は同業他社との価格競争や往荷の確保が難しく利益に貢献しなかったことから、部門利益は3500万円(61%減)となった。

港運事業は、農水産品の輸入と機械類の輸出取扱量が減少し、部門売上は33億9000万円(4.6%減)、部門利益は6300万円(9.8%減)となった。倉庫は19年9月から稼働した姫路地区の危険物倉庫が順調に稼働したことから部門売上は10憶4000万円(4.1%増)、部門利益は3500万円(5.6%増)となった。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/3Q20/3/中間20/3/1Q19/3/通期
売上高10,659 [-2.6%]7,138 [-0.6%]3,717 [1.3%]14,378 [7.4%]
営業利益294 [-28.3%]226 [-11%]146 [-11%]446 [30.8%]
最終利益237 [-23.5%]182 [-6.7%]125 [-3.8%]361 [17.6%]
売上高営業利益率2.8%3.2%3.9%3.1%