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JR貨物、台風被災時の緊急代替輸送が25%補完

2019年11月13日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は13日、台風19号被災による影響と実際に行った対応をとりまとめ、公表した。

不通となった区間は東北線、中央線、武蔵野線、しなの鉄道北しなの線の4線で、コンテナ列車1113本、車扱列車83本の合わせて1196本が運休した。

最も復旧に時間を要し影響が大きかった東北線の不通区間では、日本海縦貫線を経由したう回列車と不通区間までの折り返し列車、仙台北港駅からの臨時列車のほか、トラックと船舶による代行輸送を実施。これらの緊急対応による1日あたりの最大輸送量は、う回列車が600個(12フィート換算)、折り返し列車とトラックによる代行輸送が440個、船舶による代行輸送が84個で、平常時輸送量の最大25%をカバーした。

このほか、武蔵野線と中央線の不通に対しては、う回輸送と行先・発駅変更で対処するなど、同社は広範囲で異例の対応に追われた。現時点のとりまとめでは、今回の災害に伴う減送量は39万3000トンだという。

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