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ロジスティクス川崎汽船は21日、7000台積載できるLNG（液化天然ガス）燃料自動車専用船8隻を2023年度から25年度までに調達することを決定したと発表した。日本シップヤード（東京都千代田区）、新来島どっく（同）、招商局南京金陵船舶（中国）とそれぞれ2隻の新造船建造について合意した。
これらのLNG燃料船は、従来の燃料である重油に比べて二酸化炭素の排出量を25%～30%、大気汚染の原因となる硫黄酸化物の排出をほぼ100%、窒素酸化物の排出を80%～90%削減できる環境対応船だ。
川崎汽船の環境に関わる長期指針「“K”LINE 環境ビジョン2050」は、国際海事機関（IMO）が定める30年目標である「二酸化炭素排出効率の08年比40%改善」を上回る50％の改善目標を設定。アクションプランとして、自動車船においても、目標達成に向けて従来の重油燃料から環境対応に優れたLNG燃料や次世代の新燃料に代替する計画を掲げる。
川崎汽船は、今後拡大が予想される環境対応を含めた顧客ニーズに柔軟かつ積極的に対応するとともに、「“K”LINE 環境ビジョン2050」に基づき、事業活動を通じて環境保全を図りつつ、経済・社会の持続的な発展に貢献し、企業価値の向上につなげていく。
