ロジスティクス日本郵船は28日、同社がフィリピンで運営する商船大学「NYK-TDGマリタイムアカデミー(NTMA)と、日本の国立商船高等専門学校・国立高等専門学校との海事交流プログラムをことし8月から11月にかけて実施したことを発表した。

▲NTMAでの懇親会の様子
同プログラムでは、8月28日から9月7日にかけて、富山高等専門学校、大島商船高等専門学校、広島商船高等専門学校、弓削商船高等専門学校の4校の学生計16人がNTMAへ短期留学。同校の授業に参加したほか、週末はNTMAの学生とともにマニラ近郊を観光するなど交流を深めた。
一方、NTMAからは10月27日から11月2日にかけて、学生・教員計11人が来日。大島商船高等専門学校で練習船に乗船したほか、神戸大学で卒業研究の聴講、大型シミュレーター・練習船の見学などを行い、日本の海事教育について学んだ。また、日本郵船の本店、地球深部探査船「ちきゅう」、日本郵船歴史博物館、日本油化工業(横浜市中区)を訪問し、参加学生からは貴重な経験を得ることができたとの感想が寄せられたという。

▲練習船「大島丸」での実習の様子