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【4-6月期】川崎汽船、不定期船部門が大幅改善

2012年7月31日 (火)
2013年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
 2013年3月期1Q2012年3月期1Q増減率
売上高273,598244,21012.0%
営業利益4,071-9,893-
経常利益7,182-8,806-
当期純利益-674-3,727-

ロジスティクス▽不定期船部門が大幅改善、営業黒字化の原動力に
不定期専用船部門で営業利益55億8200万円を稼ぎ出し、全体でも前年同期の営業赤字から黒字転換を果たした。

 

原動力となったのは自動車船事業で、完成車荷動きが日本からの輸送、復航・三国間輸送ともにほぼ堅調に推移。日本出しの完成車輸送台数は、東日本大震災の影響を受けた前年同期に比べ2.3倍となり、総輸送台数は20%の増加となった。この結果、燃料油価格の高騰の影響を受けたものの、業績は前年同期比で大幅に改善し、増収増益となった。

 

▽コンテナ船、運賃市況の修復進み業績改善
不定期船以外でも、コンテナ船事業で積高が北米航路の往復航全体で17%の増加、欧州航路は9%増加した。運営航路の選択と集中を進め、南北航路の積高がやや減少したものの、アジア域内航路の積高が15%と伸びた結果、グループ全体の積高は11%の増加となった。

 

各航路で運賃市況の修復が進み、大きく改善。構造改革として、不採算航路の整理、大型省エネ船投入による運航効率化、減速運航深化などに取り組み、業績改善につなげた。