ロジスティクスヤマトホールディングスは28日、傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパンが1月22日に「第1回美術品取扱技能コンテスト」を開催したことを発表した。
このコンテストは、美術品輸送の技能向上を目的として開催したもので、各美術品支店の代表18人が仏坐像の養生梱包技術を競った。
審査員は、所有者から見て安心できる所作や身だしなみであるか、対象作品に対して適切な梱包を行っているか、仕上がりの美しさは満足いくものであるか――などを採点。第1位に東京美術品支店の名田恒治さんと江見尚之さんが選ばれた。
同社の金井宏芳社長は、「業界が多様化する中で、今後さらなるサービス・品質の進化が必要となる。今回参加した18人は、それぞれが持つ技術を職場で積極的に周囲に広めてほしい」とコメント。現在同社の美術品輸送カンパニーでは、250人の専門スタッフが美術作品や文化財の梱包や輸送に携わっている。