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丸運・3Q、主力好調も国際貨物の部門赤字回復せず

2020年2月5日 (水)

財務・人事丸運が5日に発表した2020年3月期第3四半期(19年4-12月)決算は、国際貨物と石油輸送の不調が響き、売上高381億8900万円(前年同期比0.6%減)、経常利益8億1400万円(21.5%減)の減収減益となった。

主力の貨物輸送部門は、鉄道コンテナ輸送と農作物の取扱数量が増加したことで、部門売上191億5500万円(2.6%増)、部門利益6億8100万円(41.6%増)と堅調に推移。

一方、国際貨物部門は半導体関連の航空貨物が低調に推移し、中国国内の取り扱いも減少したことから、部門売上51億800万円(14.6%減)、部門損益4600万円の損失(前年同期2億700万円の利益)と、部門赤字を計上した。

石油輸送部門は、記録的暖冬ながら増収を確保したものの、乗務員・作業員の労務費の引き上げと車両更新投資が影響し、部門利益が62.3%減の1億1300万円に落ち込んだ。

これを受けて同社は、全体の通期の売上予想を29億円引き下げて511億円(前年同期0.6%減)、経常利益予想は4億円引き下げて12億円(16.2%減)とすることを発表している。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/3Q20/3/中間20/3/1Q19/3/通期
売上高38,189 [-0.6%]25,127 [0.9%]12,504 [-0.5%]51,409 [3.1%]
営業利益690 [-24.5%]380 [-19%]139 [-43.7%]1,276 [7.8%]
最終利益639 [-37.9%]316 [-5.1%]151 [-18.4%]1,285 [53.9%]
売上高営業利益率1.8%1.5%1.1%2.5%