財務・人事丸運が5日に発表した2020年3月期第3四半期(19年4-12月)決算は、国際貨物と石油輸送の不調が響き、売上高381億8900万円(前年同期比0.6%減)、経常利益8億1400万円(21.5%減)の減収減益となった。
主力の貨物輸送部門は、鉄道コンテナ輸送と農作物の取扱数量が増加したことで、部門売上191億5500万円(2.6%増)、部門利益6億8100万円(41.6%増)と堅調に推移。
一方、国際貨物部門は半導体関連の航空貨物が低調に推移し、中国国内の取り扱いも減少したことから、部門売上51億800万円(14.6%減)、部門損益4600万円の損失(前年同期2億700万円の利益)と、部門赤字を計上した。
石油輸送部門は、記録的暖冬ながら増収を確保したものの、乗務員・作業員の労務費の引き上げと車両更新投資が影響し、部門利益が62.3%減の1億1300万円に落ち込んだ。
これを受けて同社は、全体の通期の売上予想を29億円引き下げて511億円(前年同期0.6%減)、経常利益予想は4億円引き下げて12億円(16.2%減)とすることを発表している。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)20/3/3Q | 20/3/中間 | 20/3/1Q | 19/3/通期 | |
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売上高 | 38,189 [-0.6%] | 25,127 [0.9%] | 12,504 [-0.5%] | 51,409 [3.1%] |
営業利益 | 690 [-24.5%] | 380 [-19%] | 139 [-43.7%] | 1,276 [7.8%] |
最終利益 | 639 [-37.9%] | 316 [-5.1%] | 151 [-18.4%] | 1,285 [53.9%] |
売上高営業利益率 | 1.8% | 1.5% | 1.1% | 2.5% |