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日通、レーザー式自動フォーク導入で3人分省人化

2020年2月27日 (木)

サービス・商品日本通運は27日、静岡県吉田町の物流センターでレーザー誘導方式の自動フォークリフトを同社で初めて導入したことを発表した。

今回導入された自動フォークリフトは2台で、日中はコンベアから流れてくる製品を専用保管ラックへ格納する入庫作業にあたり、夜間は出庫データをもとに製品を自動的にピッキングし、出荷用のラックに移動する出庫作業を行う。倉庫内の限定された区画で稼働し、バッテリー残量が30%以下になると自動でピットへ移動するため、バッテリー交換を行えば連続して稼働することができる。

この物流センターでは、作業スタッフの高齢化と人員確保難により近く人手不足に陥る懸念があったことから、1月末に自動フォークリフトを導入。従来は貨物を積み重ねて保管する「平置き」を採用していたが、フォークリフトの操作に高い技術を求められることや、タッチ数の増加により貨物破損事故のリスクも高まっていたことから、2018年から自動フォークリフト導入を見据えた保管レイアウトの変更などを準備してきた。

今回の導入により、フォークリフトオペレーター3人分の省人化が実現できたことから、同社は今後も効果検証を行い、自動フォークリフトの増台や稼働エリアの拡大を検討していくという。