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Azoopが車両管理ツール発売、車両運用を強力支援

2020年3月3日 (火)

サービス・商品運送業界向けの中古車売買サイト「トラッカーズ」を提供するAzoop(アズープ、東京都世田谷区)は3日、車両コストの”みえる化”と車両管理を支援するクラウド型車両管理ツール「トラッカーズマネージャー」正式版の提供を開始する、と発表。同社の朴貴頌代表は、取材に対し今後の展開に自信をのぞかせた。

「トラッカーズマネージャー」は、車両にかかる修繕費を1台ごとに見える化するもので、コントロールすることが難しい人件費や燃料費に代わって、修繕費を削減することで運送会社の経営を支援する。また、登録した車両情報や修繕記録を複数拠点で共有できるため、拠点間の車両交換や整備管理者の変更によって情報が失われることを防ぐ。

ツールに登録できるのは、車検証情報や整備・修理記録のほか、修繕費や燃料費といった情報で、利用者はクラウド上で車両台帳管理とコスト計算ができるほか、専任担当からアドバイスを受けることもできる。

今後はトラックドライバーと配車表の登録もできるようにし、クラウド上で運転者台帳、車両台帳、修繕記録といった情報管理・共有と、人件費、燃料費、車両修繕費といった1台あたりの車両原価計算ができるようになるという。

▲中古トラック売買サイト「トラッカーズ」

同社の朴貴頌代表は、「車両の使用開始から売却まで、車両資産を最大化することをコンセプトにツールの開発を行った。将来的には、全車両の登録情報から次年度の車両運用経費を予測し、予算組み立てに活用してもらうことや、中古車売買サイトとの連携で車両資産価値を自動計算して車両更新のアドバイスを行うことも考えている。4月から始まる2020年度中には基本システムを構築する」と未来像を語った。

今回リリースされた「トラッカーズマネージャー」は、2019年11月に試験版の運用を開始。特に、複数拠点で50台以上の車両をもつ物流会社から好評を得たという。正式版は初期費用無料、1台あたり月額500円(税別)で利用できる。

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