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特種東海製紙、セパレータ量産を2年延期

2012年8月21日 (火)

拠点・施設特種東海製紙は21日、昨年開発に成功したリチウムイオン二次電池をターゲットとした電池セパレータ(絶縁体)の量産開始時期について、当初の計画から2年程度延期し2014年秋とすることを発表した。

 

当初は、今年度末から大規模設備で生産を開始するとしていたが、「初の試みであることや、リチウムイオン二次電池ユーザー情報について多くの知見を得たことを踏まえ、まず小規模な生産設備を導入し生産技術を確立しつつ、生産性やユーザーの評価を慎重に進めていくこととする」として、2年ほど時期を先送りし、2014年秋に変更することを決めた。

 

現在、テストマシン兼小規模生産マシンの最終設計段階にあり、来年初頭にも同社島田工場内で建設工事を起工し、同年10月には完成させる。テストマシンへの投資額は10億円。

 

当面はテストを兼ねた小規模生産として市場に提供し、平行して本格生産機の設置場所の検討を進め、量産技術の確立と市場動向を見極めて大型設備を建設し、量産体制を構築したい考え。

 

■特種東海製紙島田工場

[googlemap lat=”34.832236″ lng=”138.163681″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]特種東海製紙島田工場(静岡県島田市向島町4379)[/googlemap]