ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

GLP、ロコンド向け専用施設「GLP八千代II」竣工

2020年4月9日 (木)

EC日本GLP(東京都港区)は9日、千葉県八千代市で建設していた先進的物流施設「GLP八千代II」を竣工した、と発表した。

▲「GLP八千代II」の外観

同施設は、靴とファッションの通販サイト「ロコンド.jp」を運営するロコンド(東京都渋谷区)の専用施設として開発されたもので、同じくロコンドの専用施設として2021年1月に竣工予定の「GLP八千代III」から徒歩4分と近接。同社は業容拡大に伴う物流業務の増加に対応するため、「GLP八千代II」と「GLP八千代III」の2施設を全国への配送拠点として一体運用することで保管・配送・人員のさらなる効率化を図る。

施設内部は、オペレーションに必要な無線LAN設備をあらかじめ倉庫エリアに配備し、撮影、採寸、原稿作成・掲載などの「ささげ作業」で必要となる事務所・スタジオスペースを広く確保するほか、事務所から倉庫の視認性を向上させるとともに、事務所と倉庫の往来がしやすい設計にし、EC オペレーションの最適化を実現。また、入出荷作業がメインとなる一階では、防火区画壁をすべて防火シャッターにすることにより作業動線の自由度を高めている。

就労環境の面では、倉庫内に超大型シーリングファンを30台以上設置するほか、女性向けのサニタリースペースを通常の倍以上確保するなど快適な環境を整える。また、従業員の通勤をサポートするため、電動自転車を入居企業に無償提供するほか、民間バス会社と連携し、施設の入居者だけでなく近隣住民も利用可能な路線バスを同施設に引き込む予定だという。

EC企業の物流に対するサポートで豊富な経験を有する日本GLPとは、単に物流施設を貸借する関係だけではなく、日々、物流オペレーションの改善を検討する際の良き相談相手および提案者となってもらうことで、正に「協働」の関係を築いてきた。今まで利用していた「GLP 八千代」もEC運営にとって活用しやすい施設だったが、「GLP 八千代II」は一棟借りならではの利便性、また今後新設される「GLP 八千代III」との一体運営など、活用においてより大きな可能性を感じている。ロコンドの田中裕輔社長
施設の概要
施設名:GLP八千代II
所在地:千葉県八千代市緑が丘西8丁目
敷地面積:2万8040.5平方メートル
延床面積:5万4558.76平方メートル
構造:耐震・鉄骨造
着工:2019年1月
竣工:2020年3月
認証取得:CASBEE新築Aランク