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アルプス物流、消費物流好調も他部門振るわず

2020年5月11日 (月)

財務・人事アルプス物流が8日に発表した2020年3月期の連結決算は、売上高1007億4100万円(前期比4%減)、営業利益41億1800万円(12.8%減)の減収減益となった。

主力の電子部品物流は、各種電子機器、自動車、産業用機器などの市況悪化による荷動き減少に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による顧客の工場の操業停止や各国の規制などが中国をはじめとするASEAN・北米での貨物の取扱高に影響し、部門売上514億円(3.4%減)、部門利益26億9600万円(19.6%減)の減収減益となった。

商品販売は、米国や中国でスマートフォン向けや車載関連向けの需要減や現地調達化に伴い売上高が減少し、部門売上242億700万円(11.7%減)、部門利益5億9100万円(18.4%減)の減収減益だった。

一方、消費物流部門の流通サービス(埼玉県草加市)は、化粧品関係の商品センター業務の拡販や、”巣ごもり消費”による生協関係の宅配需要増加があり、部門売上251億3300万円(3.3%増)、部門利益8億3000万円(29.3%増)の増収増益となった。

2021年3月期の業績予想は、新型コロナウイルスの影響により開示を見送った。