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Hacobu、物流資材の紛失・滞留防ぐ新ツール

2020年5月13日 (水)

サービス・商品Hacobu(ハコブ、東京都港区)は11日、新たにカゴ車やパレットなどの物流資材をモニタリング管理する「MOVO Seek」(ムーボ・シーク)の提供を開始した。

カゴ車やパレットなどの物流資材は倉庫、店舗などの拠点間で使用される際、ほかの物流事業者に回収されてしまったり、流通店舗の売り場レイアウトに転用されてしまったりして「紛失」となるケースが少なくなく、補充のための新規購入や過剰在庫がコスト増要因となっていた。また、流通店舗のバックヤードや特定の物流拠点に滞留すると、繁忙期の資材不足が業務の遅れや、売上機会の損失につながるリスクもあった。

ハコブの新サービスは、導入時の初期コストを抑えながら物流資材の位置情報を取得することで、これらの滞留と紛失を可視化できるようにするツールで、滞留・紛失の把握や要因分析が可能になる。

新サービスの提供に際し、同社は東京都内の小売物流センターで稼働するカゴ車にサンプリング形式で端末を取り付ける実証実験を行った結果、1か月で7%のカゴ車紛失を把握できたという。サービスは専用端末を資材に装着することで利用できる。読み取り端末や読み取りは不要。