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JMU、次世代省エネ型バルクキャリア引渡し

2020年6月3日 (水)

ロジスティクスジャパンマリンユナイテッドは2日、広島県呉市の呉事業所で建造していた次世代省エネ型バルクキャリア「エンプレスゾンダ」を引き渡したと発表した。

▲省エネ装置「サーフバルブ」:ペラ後方の旋回流のエネルギーを回収することで推力を発生し、燃費を3~5%改善する

同船は、低抵抗・高効率を追求した船型や独自の省エネ装置、電子制御エンジン、低摩擦塗料、大直径プロペラなどを採用したことで、従来船と比べ大幅な燃費削減を達成。ことし以降の契約船に適用される温室効果ガス排出規制のフェーズ2を先取りして満たしている。また、硫黄酸化物(SOx)を除去するSOxスクラバーを搭載し、ことし1月から適用されている排出規制にも適合する。

▲EMPRESS ZONDA(エンプレスゾンダ)

エンプレスゾンダの概要
主要寸法:全長292メートル、幅45メートル、深さ24.55メートル、喫水18.15メートル
載貨重量:18万2584トン
総トン数:9万3575
主機関:MAN-B&W 7S65ME-C8.5 ディーゼル機関1基
航海速力:15.05ノット
定員:25人
船級:DNVGL
船籍:パナマ