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プロロジスが都市型倉庫3棟開発、新ブランドで提供

2020年7月1日 (水)

話題プロロジスは1日、東京都品川区と足立区に3棟の都市型賃貸用物流施設を開発し、新ブランド「プロロジスアーバン」の名前で提供することを発表した。

国内1号案件となる「プロロジスアーバン東京品川1」は、6月末にすべての改修工事が完了し、7月から正式稼働を開始。賃貸面積5400坪のうち、80%はヤマト運輸や大手IT関連企業が入居を決めているが、6フロアのうち3・4階は入居者を募集しており、最小区画100坪から入居可能。2階を除く5フロアを倉庫スペースとして、2階を事務所スペースとして提供している。

同施設は、1階に10トントラックが着車可能な荷捌きスペースを備えているため、宅配便や小売店舗へのラストワンマイル配送拠点、検品・ささげ業務を含むECフルフィルメント拠点として活用できるほか、りんかい線「品川シーサイド駅」から徒歩5分、京浜急行線「青物横丁駅」から徒歩7分という立地を生かし、ショールームや撮影・音楽スタジオ、新製品の実験・開発拠点としても利用可能。倉庫利用に留まらない多様な使い方に対応する。

また、同社初の試みとして、3・4階の入居企業に対し、同社のパートナー企業による荷物の入出庫代行サービスを提供する予定で、5・6階の入居企業には、区画専用の荷物用エレベーターを利用して入出庫作業を行ってもらう。

■「プロロジスアーバン東京品川1」の概要
所在地:東京都品川区東品川3-28-25
敷地面積:8961.96平方メートル(2710.99坪)
延床面積:2万8186.05平方メートル(8526.28坪)
構造:地下1階、地上6階建て、SRC造
改修完了:2020年6月

▲「プロロジスアーバン東京足立1」の外観

足立区入谷でことし11月に竣工する「プロロジスアーバン東京足立1」は、日暮里・舎人ライナー「舎人公園駅」「舎人駅」から18分に立地しており、最大2社の入居企業を募集中。

1500坪の賃貸面積は、700坪と800坪の区画に分割可能で、荷物用エレベーターを1基ずつ配備し、区画ごとに専用利用できる仕様とする。

■「プロロジスアーバン東京足立1」の概要
所在地:東京都足立区入谷7-18
敷地面積:2551.43平方メートル(711.81坪)
延床面積:5171.03平方メートル(1564.24坪)
構造:地上3階建、S造
着工:2020年2月
竣工:2020年11月

▲「プロロジスアーバン東京足立2」の外観

同じ足立区入谷でことし中に着工し、来年の竣工を目指す「プロロジスアーバン東京足立2」は、賃貸面積1800坪の地上3階建て倉庫で、最大2社の入居企業を募集中。

コンパクトな施設ながら4tトラックが2階に直接アクセスできるスロープを併設しており、フロアを分けて2社が利用可能。荷物用エレベーター2基で縦動線をカバーする。東京都で同規模の賃貸用物流施設としてスロープを備えた物件は「市場初」だという。

1階は、都市型配送拠点としての機能に特化し、配送車の全面乗入を想定して泡消火設備を装備。2トントラックであれば20台が同時に着車できる仕様となっている。

■「プロロジスアーバン東京足立2」の概要
所在地:東京都足立区入谷9-10-10
敷地面積:3125.19平方メートル(945.37坪)
延床面積:6430.22平方メートル(1945.14坪)
構造:地上3階建、S造
着工:2020年
竣工:2021年