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プロロジス、都市型物流施設の第4弾を大田区で

2021年5月11日 (火)

拠点・施設プロロジスは11日、都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン」シリーズの第4弾「プロロジスアーバン東京大田1」を東京都大田区で開発すると発表した。昨年運営を開始したシリーズ第1弾の「-東京品川1」、第2弾の「-東京足立1」ともに満床稼働となっていることから、2022年3月完成の第3弾「-東京足立2」に続く第4弾を東京都大田区で計画し、シリーズの開発を加速する。

「プロロジスアーバン東京大田1」は、大田区北糀谷の2000平方メートルの敷地に、延床面積4900平方メートルの地上4階建て物流施設を建設するもの。22年に着工し、23年の完成を目指す。1階はラストワンマイルの配送拠点、2・3階はフルフィルメントセンターや研究開発拠点、ショールーム、スタジオなどの利用を想定、4階はオフィススペースとして貸し出す計画で、1階にはトラックの着車場や荷捌きスペースを設け、2・3階は多様なニーズに対応できる設計とする。入居企業のニーズによっては、「-東京品川1」で提供している館内物流サービスの導入も検討する考え。

開発地は、首都高速道路羽田出入口から9分の国道131号沿いに位置し、品川・大井町を15分圏内、武蔵小杉・日吉・川崎・横浜エリアを30分圏内に収める。人口が集中する都市部への交通利便性に優れていることから、「即日配送やラストワンマイル拠点としても理想的な立地」だという。

満床稼働となった第1弾の「-東京品川1」は、ヤマト運輸をはじめとする複数社が入居。第2弾の「-東京足立1」は、東京都足立区に本社を置く角川流通倉庫が、4月から専用施設として稼働させた。角川流通倉庫は主にCD・DVD、コンサートグッズなどの流通加工と物流業務を請け負う3PL事業者で、同施設をEC配送拠点として利用し、短期間で最終加工を行い出庫する「スループット型のラストタッチ拠点」とする計画。第3弾の「-東京足立2」は4トントラックが2階にアクセス可能なスロープ付き施設で、入居企業を募集している。