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川崎重工、ばら積船「ウルトラヴィジョン」引渡し

2020年7月3日 (金)

ロジスティクス川崎重工はこのほど、中国遠洋海運集団と共同運営している造船所で、エムケーセンテニアルマリタイムビーブイ社向けのばら積運搬船「ULTRA VISION」(ウルトラヴィジョン)を引き渡したと発表した。

同船は、7万7539立方メートルの貨物倉に6万1119トンを積載可能。省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載し、推進効率の高い形状のプロペラや、独自のフィン付ラダーバルブ、コントラフィン付セミダクトなどを採用したことで、燃費を向上させた。

また、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx)を除去するSOxスクラバーを搭載したことで、ことし1月から施行されたSOx排出規制の強化に対応。規制強化後も従来の燃料油を継続的に使用できるため、燃料油のコスト低減に寄与する。

「ULTRA VISION」の概要
全長:199.9メートル
長さ(垂線間長):197メートル
幅(型):32.24メートル
深さ(型):18.6メートル
満載喫水(型):13メートル
総トン数:3万4793
載貨重量:6万1119トン
貨物倉容積:7万7539立方メートル
主機関:MAN B&W 6S50ME-B9.3 ディーゼル機関 1基
連続最大出力:8130kW × 108回転/分
航海速力:14.5ノット
定員:25人
船級:ロイド船級協会
船籍:パナマ