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川崎重工、ばら積み船「ナビオススター」引渡し

2021年6月10日 (木)

荷主川崎重工は10日、中国遠洋海運集団と共同運営する南通中遠海運川崎船舶工程(中国南通市)で、81型ばら積み運搬船「NAVIOS STAR」(ナビオススター)をインディゴマリンシッピング社に引き渡した。船首楼付きの平甲板型で、穀類・石炭・鉱石などを搭載可能な7つの船倉を備える。

省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載したほか、推進効率の高いプロペラ、川崎重工が開発した「カワサキフィン付ラダーバルブ」などにより推進性能を高め、燃費効率を向上した。国際的な二酸化炭素排出規制のEEDI(エネルギー効率設計指標)については、同船に要求されるフェーズ1(基準値比から10%削減)に加えて、フェーズ2(20%削減)を達成できるという。

■「NAVIOS STAR」の概要
全長:228.9メートル
幅:32.24メートル
深さ:20.2メートル
満載喫水:14.5メートル
総トン数:4万4175トン
載貨重量:8万1994トン
貨物倉容積:9万7745立方メートル
主機関:MAN B&W6S60ME-C8.5-TII ディーゼル機関1基
航海速力:14.2ノット
定員:25人
船級:アメリカ船級協会(ABS)
船籍:パナマ