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大和物流、中ロット建材の共配サービス開始

2020年7月3日 (金)

ロジスティクス大和物流は1日、建材や設備機器などの中ロット貨物を共同配送する仕組みをサービス化したと発表した。

同社はこれまでにも中ロット貨物の共同配送を各事業所で実施してきたが、昨今の貨物小口化によって、重量物、長尺物、異形物の輸送が路線会社から拒否されたり、割増運賃を提示されたりするケースが増え、同社に対する配送の依頼が増えてきたことから、これまでの共同配送網を拡大・強化し、より多くのメーカー・サプライヤーの要望に応えられる体制とした。

共同配送の起点となる拠点は、北海道・東北・関東・甲信越・北陸・中部・関西・中四国・九州――に設けられており、これらの「2次配送拠点」から平ボディ車やクレーン付車を用いてエリア内の工事現場や工務店に配送する。配送頻度は各拠点の荷物量によって異なるが、現状は週2便程度だという。

▲サービスの概要(出所:大和物流)

取扱貨物は、建材、内装部材、什器、蓄電池、電気設備、業務用冷蔵庫、自動販売機、通信建材、太陽光パネル、家具――など多岐にわたり、鋼製パレット・木製パレット・かご台車などの配送荷姿に対応。「2次配送拠点」では、大和物流が入出庫検品、荷役作業、梱包作業、在庫管理、配車業務、納品予定日前日の電話確認、調整業務――などのサービスを提供するが、拠点までの輸送は荷主の持ち込みか個別に設定する。

同社は今後、集荷便や幹線輸送のネットワークを順次拡大し、建築・建材物流のプラットフォーム化を推進していくという。