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川崎汽船、ブラジル沖鉱区向けFPSO事業に参画

2020年7月10日 (金)

国際川崎汽船は9日、マレーシアのエネルギーサービス事業者であるインソンホールディングスの100%出資子会社と住友商事の2社と、ブラジル・リオデジャネイロ沖マーリム鉱区向け浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)の保有と傭船事業への出資参画に関する契約を締結した、と発表した。

▲川崎汽船が2018年に参画したガーナ沖のFPSO(出所:川崎汽船)

FPSOは、洋上で石油やガスを生産し、タンクからタンカーへの積み出しを行うもので、今回対象となるFPSOはブラジル沖150キロメートルのマーリム鉱区で油ガス田の再開発事業に利用される。

川崎汽船、インソン社、住友商事の3社は、 2023年第1四半期の石油・ガス生産開始を目指すとともに、設備完工から25年にわたり運営に携わる。

今後、川崎汽船はインソン社が主導するプロジェクトチームに技術者を派遣し、効率的な操業・管理を行う知見を得て、将来的にFPSO事業を長期安定収益事業として拡大させる。