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丸八倉庫・中間、荷動き鈍化で減収も営業増益確保

2020年7月10日 (金)

財務・人事丸八倉庫が10日発表した2020年11月期の上期(19年12月-20年5月)連結決算は、売上高は貨物の入出庫量が減少したことで荷役料収入や運送料収入が減り、前年同期実績に比べて3.9%の減収となったものの、コスト削減策が機能したことで、本業の儲けを示す営業利益は3億9400万円で、7.8%増加した。四半期最終利益は900万円(4%)増の2億5300万円。

物流事業は保管料収入が増加した一方、荷役料収入と運送料収入は減少、9600万円の減収となった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、社会に外出自粛ムードが広がったことで、荷動きが鈍化した可能性がある。

今後は国内貨物の荷動き鈍化に伴い「荷役料収入や運送料収入の減少が見込まれる」として、通期売上高予想を当初計画より3億円少ない48億円に修正。保管料、貸倉庫料、不動産賃貸料といった同社の収入の柱については「今後も堅調に推移する」見込みで、コスト削減策も継続して取り組むことにより、利益面は当初計画通りに推移する見通し。