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6月貿易統計、中国との貿易額が対米の2倍に拡大

2020年7月20日 (月)

調査・データ財務省が20日公表した6月の貿易統計(速報)は、輸出が自動車や自動車部品の減少が影響し、2019年6月の実績に比べて26.2%減少した。輸入も原油、自動車などの減少によって14.4%の減少、輸出入の差引額はマイナス2688億円となった。

輸出は米国向けが11か月連続の減少となる7247億円で46.6%の大幅な落ち込みとなった。特に自動車は63.3%減、自動車部品も58.3%減と低い水準が続いている。中国向け輸出は1兆2431億円で、6か月連続の減少を記録したものの、落ち込み幅は0.2%にとどまった。

輸出入合計金額も対米貿易が1兆3247億円に縮小したのに対し、対中貿易は2兆6325億円と「ダブルスコア」となり、中国が日本の最大の貿易相手国としての存在感を増している。