インターロール、北米でEC向け10億円ソーター受注

国際スイス・サンタントニーノに本部を構えるソーターシステムメーカーのインターロールはこのほど、北米の大手ECプラットフォームから大規模な受注を獲得した。12拠点で導入する垂直型クロスベルト・ソーター・システムを含め、受注額は「1000万ドル（10.6億円）を超える規模」（インターロール）となる。

導入するECプラットフォーム事業者では、新型コロナウィルスの感染拡大を受けてEC需要が増加したほか、社会的距離を保つよう求める動きに対応する「切迫した必要性」も高まっているとして、既存の配送インフラを素早く拡大したいと考え、インターロールのソーター・システムを全米の新旧拠点に配置することにした。

インターロールは、12拠点から拠点ごとに1基のシステムを受注し、トータルで1000万ドルを超える規模となった。

インターロールの経営幹部は「インターロールの垂直型クロスベルト・ソータは、その卓越した性能と大規模プロジェクトでの優れた実績から、米国の運送・宅配など物流市場で採用されてきた。さらに、設置面積が小さく、1台で毎時8000個の荷物を処理できるうえ、幅広い荷物を扱えることを決定的なポイントとして、大きな期待を集めている」と話している。