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キャリロ、「極端に狭い通路」に対応する新走行方式

2020年8月4日 (火)

サービス・商品ZMPは4日、物流支援ロボット「CarriRo」(キャリロ)に新機能として「ハイブリッドSLAM」という新しい自律走行の方式を搭載すると発表した。

これまではビジュアルトラッキングという方法で、ランドマークと呼ばれるシールを床面に貼り付け、印刷されている二次元コード上の走行指示情報を認識することで自律走行していた。

この方法は、容易にルートの設置や変更が可能で、タブレットを用いて特定地点での走行指示も柔軟に変更ができる点が特徴で、従来のAGVや自動搬送ロボットに難しい用途や付加価値を提供してきたが、現場ではランドマークの設置が困難な「フォークリフトが頻繁に行き交う場所」「特殊な路面環境」「極端に狭い通路」「高精度な位置決めが求められる場所」への導入が課題だった。

ハイブリッドSLAMは、ほかのAGVや自動搬送ロボットで使われるライントレース技術やSLAM技術をキャリロの自律走行の方式に組み合わせることで、ほかの走行方式のメリットを取り込み、課題を解決するするもので、工場や倉庫などの屋内環境で、環境上の制約を受けずに搬送できるようになる。